セメント注入型横穴付き脊椎スクリューの適正使用に関する再周知

令和8年10月吉日

一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会 理事長 渡辺雅彦
社会保険等システム検討委員会 担当理事 細金直文
委員長 平井高志

日本脊椎脊髄病学会では、「横穴付き脊椎スクリューに骨セメントを併用する場合の使用基準 第2版(以下、使用基準)」および令和5年6月発出の「保険診療上における適正な横穴付き脊椎スクリューおよび骨セメントの使用について」により、適正使用をお願いしてまいりました。しかしながら最近、横穴付き脊椎スクリューが必要性を十分に考慮することなく多数使用され、保険診療上査定された事例が確認されました。このため、改めて使用基準を遵守するよう、以下の点についてご確認をお願いいたします。

① 骨セメントの使用
横穴付き脊椎スクリューに骨セメントを併用する場合は、使用基準に従い、多椎間固定症例において4椎体までとしてください。

② 横穴付き脊椎スクリューの使用
横穴付き脊椎スクリューは、骨セメント注入を計画する椎体、または術中の固定性等により骨セメント注入が必要となる可能性がある椎体に使用してください。
一方、骨セメント注入を計画しない椎体、注入の必要性が想定されない椎体については、通常の横穴のない脊椎スクリューを使用してください。骨強度が低下していることのみを理由として、固定範囲すべてに横穴付き脊椎スクリューを使用することは適切ではありません。

③ 適正使用の再確認
術前に骨セメント注入予定椎体および横穴付き脊椎スクリューの使用範囲を十分に検討し、必要以上に多くの横穴付き脊椎スクリューを使用することのないようご留意ください。
本製品は通常の脊椎スクリューと比較して高い償還価格が設定されています。不適切または過剰な使用は個別症例の査定のみならず、今後の保険診療上の取扱いにも影響する可能性があります。
会員各位におかれましては、改めて使用基準をご確認いただき、安全かつ適正な使用を徹底していただきますようお願い申し上げます。

以上