脊椎脊髄外科指導医について

日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医は、若手脊椎脊髄外科医の診療・研究活動を指導するに相応しいと認定された者に対し付与される資格です。指導者として認められるに足る豊富な手術経験と実績が要求されます。加えて、指導者としての良識ある人格までを含めた厳格な審査のうえで、日本脊椎脊髄病学会により認定されます。また本資格は一定の手術件数と医療安全単位取得により、5年ごとに更新のための再審査が行われます。

脊椎・脊髄病関係の専門医としては、他に以下の様なものがあります。

日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医：整形外科専門医試験に合格した上で、さらに脊椎脊髄病医としての研修を受けた後に認定されます。
脊椎脊髄外科専門医：日本専門医機構が認定する基盤領域の専門医である整形外科および脳神経外科の研修を修了した後に目指すサブスペシャルティ領域の専門医です。現在はこの専門医を指導する医師に当たる日本脊椎脊髄病学会の指導医あるいは、日本脊髄外科学会認定医および指導医からの移行措置が実施されています。現段階では、日本脊椎脊髄病学会と日本脊髄外科学会が認定する専門医制度です。

この他に脳外科が主体の日本脊髄外科学会が認定する認定医、指導医もあります。